『航空レーザー計測』の概説

「航空レーザー計測」というのは、航空機から地上に向けてレーザーを照射し、地表面などで反射した地点の三次元データを取得する測量技術のことです。

公共測量による航空レーザー計測の成果を活用することで、森林ならば「微地形図」「樹高データ」を機械的に整備することが出来、航空写真と組み合わせて目視による「樹種データ」を整備することが可能です。このシステムは、「装置」「GNSS/IMU」「レーザ測距装置」の3つで構成されています。「GNSS/IMU」というのは、「衛星測位装置(GNSS)と慣性測量装置IMU」を統合した装置の搭載により、航空機などの位置と姿勢を算出できる技術です。

この「GNSS/IMU」と「レーザ測距装置」の計測データを統合し、高精度な地形データを取得出来ます。空中写真測量との大きな違いは、森林部でも地面を直接計測できる点にあります。従来の空中写真測量では樹木が覆い尽くし地表面が見えない場合には、樹高を推測して地盤高を取得するしかなかったため、実際と整合しない等の問題がありました。

その点航空レーザー計測は地盤を直接計測できるうえ、その計測密度の高さから従来の手法よりも細密な地形表現が可能となっています。計測に使用される航空機は、「セスナ(固定翼)」と「ヘリコプタ」(回転軸)」が主に用いられています。固定翼のセスナはその運行速度の速さにより、1日で百数十km2程度まで計測が可能です。一方の回転翼であるヘリコプタは、低速飛行を活かして高密度の計測が出来るという利点を持っています。目的や測量する地域に応じていずれかを使うかは検討することが必要になってきます。

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