航空レーザー計測のレーザ光と地表モデル

航空レーザー計測で利用されるレーザー光は地表表面以外にも、地表と上空の間にある木や建築物で反射してしまう性質があります。

そのため、航空レーザー計測で取得したデータには地面以外にも建造物や樹木の上で反射したものが含まれることになり、そのままでは正確なデータとして活用することはできません。航空レーザー計測で直接得たデータは、グリッド化した地表モデルにする必要がありますが、これは数値表層モデルもしくはDSMと呼ばれているものになります。数値表層モデルから建造物および樹木の高さを取り除くことで、地図のような地表の高さを示すことができるようになります。

障害物の高さ情報を取り除くことをフィルタリングと呼び、フィルタリング作業を行うことで地表面だけの高さデータからグリッド化した地表モデルを作り出す作業が必要です。尚、地表面だけの高さデータからグリッド化した地表モデルは数値標高モデルと呼び、通称DEMと呼ばれているものです。

数値表層モデル(DSM)や数値標高モデル(DEM)は陰影段彩図で表現を行った場合、真上から見た時にも立体的に見ることができる特性もあります。陰影段彩図は高さデータに対して、高い場所と低い場所を色分けし、さらに境界部分を別の色を使って連続的に表現を付加し、これに影を付けることで立体的な図面の完成度を高めることができます。航空レーザー計測は測量を行うための技術で、この技術に3次元モデリングと呼ぶ作業を行うことで人が見た時に分かりやすい地形図や地図を作り出せるわけです。

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