ドクターヘリの出動で重症患者に高度医療

ドクターヘリは救急医療用の医療機器を装備したヘリコプターです。

専門医・看護師が同乗し救急現場に向かい、現場から医療機関に患者を搬送する間、救命医療を行うことができます。救急医療ヘリコプターとも呼ばれています。時速200キロ以上で飛行し、50キロメートルで離れた場所に15分ほどで到着します。現場に着くのが早く、すぐに治療にあたれるため、救急車の搬送よりも救命率が3割高いです。ドクターヘリを導入したきっかけは、1995年の阪神淡路大震災です。地震で道路が使えなくなり、ドクターカーが現場に向かうことができませんでした。

代わりにヘリコプターが活躍し、配備が検討されるようになりました。1999年に神奈川県、岡山県の2県で試験運行を始め、2001年には5県で本格的な事業として発展してきました。全国43都道府県に53機配備(2019年3月現在)され、全国をカバーできるまでに広がっています。ドクターヘリの台数が増えたとはいえ少ないのが現状です。そのためドクターヘリの出動は、重症患者に限定されます。

搬送先の病院は救急現場のフライトドクターが、患者の容体、地域性を考慮して決めます。容態によってはヘリコプターではなく、救急車での搬送になることもあります。出動自体は、119番通報を受けた消防機関、病院、行政機関などが判断します。一般人が直接要請することはできません。さらにドクターヘリが出動する時間帯があります。日中の午前9時から日没まで、休みはなく365日いつでも出動可能です。天候不良の場合は出動ができないこともあります。ヘリコプターの出動・搬送にお金はかかりません。ただし治療費はかかるので、医療機関より治療費が請求されます。

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