東京は日本の首都であり、世界で一番大きな都市であるといわれています。東京の人口は日本の人口の10分の1以上を占めているほど、人が東京に密集しているのです。その東京であっても高齢化が進んでいます。高齢の人が増加すると今までにはなかったようなことが起こります。

それは高齢者向けの賃貸住宅の建設です。高齢者は賃貸住宅を借りにくい傾向があります。大家が高齢の人を入れるのを嫌がるからです。救急車の出場回数も増えますし、入居する時は元気でも、入居後に認知症で、周りの住民に迷惑をかける可能性もあります。

さらに一番怖いのは独居老人の孤独死です。この様な事案が一つでも起こると、たちまち事故物件としてイメージが悪くなります。そうなると家賃も下げなくてはなりませんし、入居率も悪くなるのです。賃貸住宅の大家はそのような理由で高齢者を入れたがらないのです。

そんな状況ですから、高齢の人向けの賃貸住宅も増えています。バリアフリーはもちろんの事、24時間体制でもしもの時のために対応できるような高齢の人向け住宅です。そして「サ高住」とよばれる住宅もあります。サ高住とは「サービス付きの高齢の人向けの住宅」の事です。

日本では「高齢者住まい法」と呼ばれる法律があります。その正式名称は「高齢者の居住の安定確保に関する法律」です。それは介護や医療と連携して、高齢の人の安心を支えるサービスを提供している、バリアフリーの住宅の事です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です