現代では、地方から上京をして仕事をしているという子世帯がとても増えてきています。しかし地方の地元に親世帯を残しておくことで介護が必要になった時に自分が地元へ帰ることが難しかったり、親世帯から同居を迫られて困ってしまうというケースもかなり多いのです。そこで最近人気となっているのが、東京にある高齢者向けの賃貸物件なのです。子世帯が東京に住まいを構えていることで親世帯も子供の近くで生活することができますし、同居という選択をしなくても福祉サービスを受けながらある程度の距離を保って生活をすることも可能となっていることから人気となっています。
東京に住んでいる子世帯は共働きが基本となっていることが多く、単身者でも仕事が優先になってしまうことから、親世帯が高齢で元気な場合はなるべく自立して生活をしてほしいと考えているケースが多いのです。そこで高齢者向け賃貸物件に入居してもらうことによって、自分の身の回りのことは自分でやってもらうということもできますし、緊急呼び出しボタンがついていることで何かトラブルが起きても自分が率先して動かなくてもいいというメリットもあります。高齢者向け賃貸物件は管理をしている会社によっては医師や看護師、介護士が24時間スタンバイしているというケースもありますので、もし何かあっても外部に頼ることができるという安心感から、こういった物件に入居を検討しているという高齢者が増えてきているのです。