990万人が暮らしている東京は、日本の首都であると同時に経済の中心ともいえます。この土地では全国に先駆けたサービスをいち早く利用できるのが特徴です。そのひとつが介護支援事業であり、すでに東京都は介護支援のモデル都市として様々なサービスを実施されてきました。そのうちのひとつが、高齢者専用住宅です。
主に新宿・原宿・麻布などのターミナル駅前に施設を建設しており、多くの高齢者が住まいにされています。分譲と賃貸の2パターンで構成をされているのがポイントで、ここでは後者の賃貸スタイルについて解説をしていきます。まず東京では、後期高齢者となる75歳以上の方に対して、非常に手厚いサポートをなされている地域です。まず、医療費の全面控除、移動時のバスやタクシー・鉄道の利用金額の上限が2000円で、それ以上は不要です。
そして住まいに至っては賃貸だと家賃の約90パーセントを都が負担をされています。高齢者専門住宅だと、家賃は毎月約9万円となるので、年金生活の方にとっては大きな負担です。ところが東京で用意をしている助成金を活用すれば、自己負担金額は毎月1万円のみとなります。この金額であればどなたでも年金で暮らしていけるわけです。
現在まだ東京でしか実施をされていませんが、今後は名古屋や大阪といった大都市にも普及をしていく見込みです。高齢者が安心して豊かな暮らしを送れる非常に好ましい助成金であるといえるものでしょう。